RD 潜脳調査室

RD 潜脳調査室26話【終】

RD 潜脳調査室 第26話 「リアルドライブ i」【終】

終わった。結局最後まで何がしたいのかよくわからなかった。
ポスト攻殻と銘打って華々しくスタートしたは良かったものの、序盤から失速気味でラストもこれ。26話分、約12時間を無駄にした気分。さっさと切っておいたほうが良かったタイトルだった。
一応、ポスト攻殻と銘打っただけあって、ソウタとホロンとか、海に沈められて全てを悟った擬似人格とか、最後の久島と波留の邂逅とか、個々の無意識を繋ぐ海とか水という存在とか、いろいろと攻殻のテーマのメタファーっぽいオブジェクトはあったけど、それが逆に「攻殻の単なる劣化コピー」というふうに見えてしまってダメだ。「海」が「ネット」の役割を果たしただけで、何も越えてなんかいないじゃないの。なんだかなあ。自然は科学に優越するってのは確かに同意だけど、結論の導き方が無茶だ。
シュヴァリエがなかなか面白かったのは、監督の力というよりは優秀な脚本家のおかげだと思われる。ずっと櫻井脚本でよかったよもう。監督の人脈を生かしたすごい原画陣、もほとんど数話を除いて無かったし。そのへんは制作資金の差もあるのかもしれないけど。
ハレー彗星はなんのメタファーなのかな。ただ単にこれだけ時間が経ってますよということなのかな。

作画B音楽A脚本B演出B燃えD萌えB
オススメ度☆☆

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RD 潜脳調査室25話

RD 潜脳調査室 第25話 「ラストダイブ i^2=-1」

はー・・・。なんかなあ。「ポスト攻殻」がこれかよっていう。現代の、産業と環境にまつわる諸問題を解決しておしまいかよ、っていう。
藤咲脚本回。今回は岡村天斎がコンテ描いてたこともあり?おとなしいシーンが多かった。
いきなり馴れ馴れしい口調から敬語になったミナモ。彼女の将来の展望への悩みと決心は全部心象風景として描かれてるからいいが、ここだけはどうしても違和感がある。いきなりそこまでしなくても。大人へと一歩近づいたと言いたいんだろうけど。そういえば頭身もちょっとだけ高くなった気がする。服装については間違いなく、意図的に大人っぽくしてるな。
これまでずっと、あれだけプラント稼動をめぐっての攻防を繰り返してたのに、今回これだけ派手にドカーンとなってもジェニーはあっさりと対応。ええー。そりゃないよ。ソウタも、なんか至極冷静だし。止まったんだぞ?こんなでいいのか?地球規模での散布が完了してたとしても、信用にかかわる問題だろ。起きたことに対してギャーギャーわめいても仕方が無いと割切ってるというふうには見えないし。ただの無関心にしか・・・。
早い早い、波留さんの走り。何メートルあるのかは知らないが、80過ぎても健康そのもの。歩行が可能になったところからどんどん進歩していっている。
この落ち着いた流れの中にあっても、流されることなくKYな発言を続けるマスターが、なぜかとても微笑ましい。

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RD 潜脳調査室24話

RD 潜脳調査室 第24話 「地球律 inference」

ひでえな。本当に櫻井脚本回かよ。詰め込みすぎて遊び場が無いというか。気象分子散布中止のためのプログラム解説のところだけは、科学技術への造詣を匂わせる小難しい言葉の連発だったけど。他はもう、ダメダメ。中盤あれだけ本筋に無関係な回をやっておいて、最後のこの詰め込みようはなんだよ。
作画もあれだな。修正はきっちりやってて整ってるんだけど、おそらくここ一番の見せ場だったはずのソウタ対ジェニー戦では、たしかにいいはいいんだけど「IGの良作画回」とまでいかない動きでがっかり。なんだかなあ。不満だ。
結局のところ散布は開始。作戦はジェニーのワイン狂いのせいで妨げられる。お笑いやん。ジェニーをわざわざ瞑想させたり、ものすごく大事なはずの仕事の前にワインを飲ませたりしたのって、ただこれのためかよ。バカ殿なら笑い声のSEが挿入されるレベル。もはや明らかな失敗作だと自嘲してるのか。
ホロンと書記長の静かなる戦い・・・も、なんだか微妙な描き方のみ。ほんとに救いが音楽しかない。残り2回、どうすんだろう。こっから綺麗にまとめるのか。
今頃になって気づいたけど、メタル内で六角形の輪が何層にも重なっていくこのCGって、イノセンスが元ネタなんだな。あとやっぱり自走式監視装置とかに5つの丸の意匠があったり。ほんとに気づくか気づかないかとかいう程度にちょびちょびと、押井守や原作者のテイストを取り入れている。だからどうしたって話だけど・・・

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RD 潜脳調査室23話

RD 潜脳調査室 第23話 「人間律 individual」

お、おっぱい。ええっ。な、なにっ。そういうことやる作品だっけこれ。いや、パンツはあったけど。展開もかつてないほどのスピードだし、どうなってんだ、おいおい。見慣れない役職名が動画工程に入ってたり、制作が心配になる。こういう中途半端なエロシーン挿入とか士郎正宗ならやらなさそう。第一、不必要だし。作品の空気ぶち壊しじゃねえか。
やっぱり悪人面の委員長は悪人だった。楽園追放ってお前、神気取りかって。しかしなんだ、ババアの書記長がイブならアダムは久島じゃん。ソウタと書記長を別れさせたのはそういうことか。あとこうやって、気象分子の実験データを宗教じみた形で隠蔽した委員長、それに抵抗した久島とババア書記長をアダムとイブの話になぞらえたということは、科学による論理的な宗教否定もやるのか?ううん?
久島の偉大さをひしひしと感じるソウタ。上に立つ者の責任だ。ってかあれだな、ソウタってこの若さだけど久島直属の部下で他に代替人員がいなかったり、こうやって久島の仕事を引き継いだり、やっぱりババアに可愛がられてただけあって、かなりすごいポジションにいたんだ。ババアに可愛がられてたからここにいるんじゃなく、ここにいることができるからババアに可愛がられてた、だな。
人工島運営中核メンバーのファーストコンタクト。ババアもただ欲にまみれてここに来たんじゃなく、しっかりとした理想を持って来てたのか。ソウタは想像通り久島べったり。格闘技とこの島、調和とバランスのくだりはかなり無理があるように感じたけど。

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RD 潜脳調査室22話

RD 潜脳調査室 第22話 「静かなる海 immortal」

脚本が全部想定の範囲内なんだよな。読めすぎてつまらない。櫻井にシリーズ構成させればよかったのに。
防犯用ロボットとホロンのバトルとか、波留さんが久島の意識を見つけたときのイマジネーションに満ち溢れたCGとか、ソウタの見たホロンの無残な姿とか、士郎正宗っぽい、たとえば久島の脳核があったところのメカにこっそり刻まれた「丸」とか、プラグとか、いろいろビジュアル面でもあるんだけど、話がつまらんから面白くない。アニメの面白さを決めるのは脚本ってのがよーくわかるわ。
脚本なのか演出の意図なのか知らんが、評議会のあの男も、一応前から目的のためには手段を選ばない人間だという伏線は張ってあるにせよ、いきなりこうやって立ちはだかられても、あまり脅威と思えないというか、敵として不足があるというか、そのへんの描き方も不十分のような。テレビシリーズなんてIGにとっては、押井の映画を作るための資金源くらいにしか考えられてないのがよーくわかる。こりゃひどいぜ。
音楽にかなり画面が助けられてると思ったなあ、あと。要所要所でいい曲がかかる。もしかして今回はいいスタッフが集まらなかったのかな?苦肉の策として音楽でしのごうとしたのか、どうなのか。
声優の仕事って大変だなあ、と、作画机の前でブルマ姿になっている三次元の女の姿を見てしみじみと感じた。なんだかシュールな光景だ。恥じらいすらどこかに置いてきたような、抜け殻のようなしゃべり方だし。ハイテンションもこのベクトルだと辛いだけ。

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RD 潜脳調査室21話

RD 潜脳調査室 第21話 「永遠 infinity」

ソウタのホロンに対する想いっていつの間にそこまで重いものになってんだよ。約束された逆玉、完璧な出世ルートを放り投げるほどホロンが大切だったのかよ。なんなんだこいつ。ちょーっと一緒に闘ったり森の中を歩いたり買い物しただけでそれか。ちょーっと理解できん。意外に簡単に落ちたソウタ。純情だから、ああいう欲望にまみれた大人はそもそも苦手だったんだろうか。出世欲、性欲、征服欲、全部人並み以上に備えてますから。中身は40そこそこのババアだと考えると悪寒が走る。
しかもその歳で、アジア各国が関わる巨大プロジェクトの最高評議会の一員なんだから。バケモノかこいつは。
いよいよ本題の地球律について触れてきた。いったい波留に何をさせようとしているのか。リアルの海に潜らせて、また地球律と?
並列化をしないことで人格を持った人形。タチコマは立派な兵器だったからぶっ壊されかけたりしてあれだが、ホロンの場合はずっとやりやすい環境。で?って話だけど。
環境分子が木々に与える影響を評議会にかけた久島。そして監禁。捕まる直前の廊下で流れていた音楽がなにげにいい。
今回はシリーズ構成もやってる藤咲淳一による脚本。ってか演出が中国人スタッフとかいよいよ投げだしたな。DVDも最初からここまで高いボックスとか、地デジアニメじゃ限界に近い画質なのに、売れるのか?
アイドルの仕事も大変だなあ、と、原画マンの前で販促をする様子を見て思った。

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RD 潜脳調査室20話

RD 潜脳調査室 第20話 「その足で identity」

センスのねえデザイナーだなw
久島の言葉で電脳化の意義についてよーく考えることになったミナモ。そっかー。もう当たり前すぎて、え、してないの、とか言われるレベルなのか。ふーん。攻殻も似たような感じだったよね。トグサの娘とか。
そもそもなんで歩けなかったんだっけ。50年間使わないままでいたから、筋肉が機能不全になってたのか?腕はまだなんとかなったのかな。そういえば、帰還した宇宙飛行士が地球の重力に負けて歩行困難になるってのはよく知られたことだけど、腕が動かないっていうのは聞いたことがない。足の筋肉のほうがダメになりやすいのかなあ?
なんとか歩けるようになるまで回復したが、泳ぐのにはまだまだ時間がかかるだろう。ミナモというパートナーを得て、幸せだな波留は。しっかし、歳の差カップルと言ってしまっていいのか、この関係。高齢化時代の新しい男女のあり方・・・w
今回はむとうやすゆき脚本回でバランス安定。ずっと思ってたけどたぶんこの作品、士郎正宗は名義貸してるだけで一切制作に関知してないだろう。今回だけ見てもそう思うよ。
浅野恭司が原画にいたけど、どこをやってたのか皆目見当もつきません。序盤、遠景で波留を捉えたカット、中割り無しで原画をそのまま撮影(?)したようになってて、なんだかなあ。
久島がメンテナンスを終えて、義体から義体へ脳を移し変えてるときの、椅子やら器具やらのデザインの端々に、士郎正宗っぽくしようとした跡がある。なかなかかっこいい。

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RD 潜脳調査室19話

RD 潜脳調査室 第19話 「巡る雫 ichor」

だからもうマイナスイオンはいいって・・・作品世界が崩壊するよこんなセリフ・・・
結局悪いのは人の作ったものだったり?気象分子でお天気コントロールなんて企画をしてみたり?
つまらん回はいつも後藤みどり脚本回。ずっと櫻井脚本でいいよもう・・・感想も5行で十分
うのまこと原画来たな。でもどこ?波留がミナモの手を掴んだところ?

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RD 潜脳調査室18話

RD 潜脳調査室 第18話 「ジュタの森 ion」

んー・・・くしゃみの作画以外に見所が・・・
ほんと、くしゃみがよかった。他が普通でもくしゃみだけは上手いアニメーターを集めてきたようなくしゃみの芝居の上手さ。
初の2話連続回(ひょっとしたらもっと?作品中で重要な、自然と文明との接点についてだし)の初っ端で、脚本も演出もどーもイマイチ。脚本なんて特に、日本語として変なところ(狙ってやってるのだとしたらちょっとどーよという感じ)があるし。今回だけレイアウト立ててるけど、演出はレイアウトにかなり助けられてるなと思った。
自然と文明との接点。地球が残りの自然に力を集中云々のくだりは、環境破壊への警鐘のつもり?でも木の蜜に群がるカブトムシを見たミナモのビビリ方が自然と文明に生きる人間の相容れなさを象徴してる気もするしどうなんだか。それよりも、ソウタに平気で「マイナスイオンだろ」なんて突っ込みをさせてさ。ちょっとセンスを疑う。だって、話は21世紀中盤で、ソウタは理系(だろう)で二十歳過ぎくらい、ミナモは中学生なのに。マイナスイオンて。おいおい。歳からしても知識からしても、おかしいだろそれは。ここまでの話、見てるのか?脚本家は。明確な悪役というものがないこの話、環境テロの線はどうなんだろ。もしそうだとしたら犯人は他ならぬ島の住民だったりして。そんなありきたりな結末にはしないか。
ホロンぶっ壊れる。メタルへの接続が困難になって姿勢制御ができなくなったって言ったな。アンドロイドはメタルとの相互通信で動く(中央サーバから一体管理されてるのかな)けど、電脳はスタンドアロンでも動けるのか。

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RD 潜脳調査室17話

RD 潜脳調査室 第17話 「ホーム@ホーム inherit」

なんだかバラバラの事象が不均整な時制で描かれたかと思えば、実のところ緻密なロジックで、すべてひとつの結論に繋がるように構成されていた、櫻井脚本回。気象なんたらについての専門用語が飛び交う会話あたりで、なんとなくそうじゃないかとは思った。これはたぶん、言うところの「荒唐無稽なリアリティ」って奴。こういうのが随所に見られるのは、いいことだね。最後に、老人と若い娘との恋愛ならまだしも、老人同士の恋愛なんて誰が見たいんじゃいというツッコミは残る。
はー、ミナモの直観力はばーさん譲りだったのか。いやばーさん譲りどころかそういう血か。それもどうも、歳を重ねるごとに、もしくは人生経験を積むごとに強化されていく。なんだよこれ。ばーさんはもう超人的に運がいい。オーストラリアの大地が育んだ?未知のパワー。母親も相当運がいい。ミナモはまだちょっと、不運が幸運に勝る感じ。ってかホームパーティーのためにソウタが風邪を引くってのはどーなんだ。ちょっとかわいそうだぞw
今回は家庭が題材。残業・・・人工島の先進技術研究だから、仕方なく残業、なんだよね。ね。こんな時代になってもまだ平然と残業で過労死とか嫌だよ。こんな時代になって(こんな時代だからこそ?)家族の関係はどんどん希薄になり、趣味と金でしか繋がってないような人間関係がチラホラ。血のつながりと言われるような封建的な価値観は、自由主義のさらなる浸透でますます矮小なものに、ということか。近世以降誰もが待ち望んだものであるにも関わらず、どこか寂しさを覚えるのはなぜだろう、と、そこを埋めるホームパーティー。いいなあ。こんなのしたことない。家族で食べに行くのも、もう正月と盆とか、4ヶ月に1回とか、そういうペースだよ。行ってもぎこちないのな。サヤカの家庭そのものだよほんと。

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